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価格高騰時代のOEM戦略
2026.01.29
お知らせ
― シルバー価格が下がらない前提でどう戦うか ―
シルバー価格の高騰は一時的な相場ではなく、
**「原材料が安かった時代の終わり」**を意味します。
今後のOEM戦略では、価格変動に耐える体制構築が最優先になります。
① OEM単価は「交渉」ではなく「設計」で下げる
価格高騰局面では、
OEM工場との値下げ交渉には限界があります。
重要なのは以下の視点です。
- 重量(g)を基準にした設計に切り替える
- ボリューム感=重量ではないデザインを採用
- 中空構造・抜き構造・パーツ分割の活用
「重い=高級」から「設計が上手い=高級」へ
発想を切り替えたブランドほど、利益を守れます。
② 素材価格変動を前提にしたOEM契約に切り替える
これまでの
「都度見積もり」「スポット発注」型OEMはリスクが高すぎます。
おすすめは以下。
- シルバー地金価格連動型の見積もりルール化
- 一定期間(3〜6か月)の価格固定契約
- 年間発注数量を提示した条件交渉
OEM側にとっても
**「安定発注=優先顧客」**になるため、
価格以外(納期・検品・融通)で有利になります。
③ 中国OEM × タイOEMのハイブリッド戦略
価格高騰時代は、
1国依存のOEM体制が最大リスクになります。
中国OEMの役割
- キャスト量産
- コスト重視モデル
- シンプル・定番品
タイOEMの役割
- ハンドメイド
- デザイン性・ストーリー性重視
- 高単価モデル
「安く作る国」と「高く売る国」を分けることで、
価格高騰をブランド価値に転換できます。
④ ロット戦略を「小ロット × 高回転」に変更
価格が高い時代に
大量在庫を抱えるのは危険です。
- 初回ロットは最小限
- 売れ筋のみ追加生産
- 定番+限定モデルの組み合わせ
OEM側と
「小ロット対応できる体制」を作ることで、
資金繰り・在庫リスクを最小化できます。
⑤ 価格転嫁を前提にしたブランド設計
価格高騰時代は、
**「値上げしない努力」より「納得させる設計」**が重要です。
OEM戦略と連動させるポイント:
- 素材背景(シルバー価格・希少性)を発信
- 職人・工房ストーリーの可視化
- 重量ではなく「意味」で価格を説明
OEMは裏側ですが、
ブランド価値を作る重要な要素になります。
⑥ 高騰時代に強いブランドの共通点
- 原価率を「固定」ではなく「可変」で管理
- OEMを単なる外注先ではなくパートナー化
- 価格上昇をコンテンツ・ストーリーに転換
- 安さではなく「選ばれる理由」を持っている
結論|OEM戦略の考え方を変えたブランドが生き残る
シルバー価格高騰はピンチではなく、
淘汰が進むチャンスでもあります。
- 価格に依存するブランドは苦しくなる
- 設計・戦略・ストーリーを持つブランドは強くなる
これからのOEM戦略は
**「いくらで作るか」ではなく「どう作り、どう売るか」**です。